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ご質問とお答え
庭の桐の木 買ってもらえないだろうか?
よく聞かれる質問です。
まず どちらにお住まいかという事があります。
東京近郊では まず難しいとお考えください。
木を切り倒す 搬出するには 相応の費用がかかります。
庭木としてあった桐の木は 木の下の方から枝が出ている場合が多く
また まっすぐな部分が少ないものです。
と すると 実際に材として使える部分は非常に限られたものとなり
現実的には なかなか対応ができません。
会津などでは 植えた時から販売を意図して成長を見守っています。
そのため 材としての価値には 大きな違いが出てきます。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐についての質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすの開き部分を“洋”と 呼ぶのですか?
桐たんすに関しては 開き部分を洋と表現します。
桐たんすの形を表現するのは 一般にみたまま そのままで
引き出しが下の方に3はいであれば 下3といい
上が大きく開きになっていれば 大洋(おおよう)といいます。
ですから 下3大洋といえば したさんおおよう と読み
下引き出し3はい 上が開きのことをいいます。
洋という漢字には そもそも 大きく開かれている様という意味があり
太平洋や 大西洋も その意味で 開きもまさにその意味といえます。
さらに 開きの中の お盆は 明治時代に 東京の桐たんすの業者が
中に洋服を入れるために開発したといわれ そのために
開き部分を洋というともいわれています。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 | 投稿者:Tansu
うちの桐たんすは 削り直した方がいい物でしょうか?
よくいただく質問です。
桐たんすだと思うのだけど お金かけて直す価値があるものだろうか。
どれほどのものなのだろうか。 というところです。
桐たんすを 削り直すかどうかの判断については
まず 品物が どの程度の物かを見極めるということですが
それ以外にも だれがどういう経緯で買った物かを
確認しておくことも大事です。
実際に買った人が元気であるならば
御婚礼に際して気合いを入れて買ったとか
とりあえず 間に合わせでとか
誰がかってくれたものとか
そのあたりの思い入れの部分も確認しておくこと
も必要です
さて 品物自体を判断するにあたっては
まず 周りをじっくりと観察して下さい。
素人目にもいい物はいいですし そおでもないものはそうでもない。
で どちらで買った物かも聞いておいていただけると助かります。
相徳でお買い求めということであれば たいへんにけっこうですが
それ以外でも どこのたんす屋ということで 一定のグレードが
期待できるという たんす屋があります。
例えば 鷲塚 加賀安 とか 京都の宮崎さんとか
で あれば その段階で あとはあまり確認しなくても大丈夫
どこで買ったかわからない とか 特定の何件か以外のたんす屋の場合
これが 地方であると かなりじっくりと確認しなければなりませんが
基本的に関東地方のたんすを前提として考えます
問題としているのは たんすのグレードがどの程度か
と こんなに傷んでいて直るのか の 判断だと思います
たんすのグレードがどの程度の物であれ かかる費用的な物は大差が無く
グレードが低いものの方が 構造的にしっかりしていないわけですから
かえって手がかるという可能性が高く
これについては ご説明します。
傷みがひどいについては かなり傷んでいても
それほど問題はありません
部分的に不足していても 製作する事が可能です
たんすを見極めるうえでのグレードの判断ですが
これには 昭和14年に奢侈品の統制令に基づく
桐箪笥組合の 自粛価格表というのを参考に考えてもらうと説明
しやすいのですが これはまだ うちのhpにものせていないので
もうしわけありませんが この時の価格表は
業界としてのコンセンサスにもとずいて価格表を作り上げたのであり
また 非常にわかりやすく しろうとにも 判断がつくようになっています。
というわけで 14年以前の物についても
同様に判断をする事が可能です。
さて まず 総桐か そうではないのかの判断をします
総桐でないという場合 桐以外の部分に使われている材料は
ほとんどが杉であり これをどこの部分に用いるかで
分類されます。総桐 四方桐 三方桐 等と呼び
四方は 4方向の意味 三方は 3方向の意味で
前面 両側面で 三方 それに 後ろ側で 四方となります
四方が総桐でないのは 抽斗の底板などが 杉という事になります
桐と杉との見分けですが 桐は 白に近い乳白色にピンクがかる
が古くなるにしたがって 茶がかるという色ですけれども
杉は もっと赤みの強い木です。
杉は 昔の文明堂のカステラの箱 というとわかりやすいのではと思います
カステラ入れる箱ですから まあ そのぐらいの箱のグレードといえます。
ひきだしを 完全に抜ききって その抽斗を取り去った後をのぞく
抽斗を ぐるっと見回す で 材料が みんな同じ木でできている
これが 総桐の大原則
総桐であれば 直していいと思います
三方であれば やめた方が 四方であれば 判断が難しい
というところでしょうか。
さらにその中のグレードは という点については
今回は 説明を長くもなりますので 見送ります
が これは 大正時代から 昭和30年台半ばぐらいまでのたんすについて
有効であって それ以後の物については 有効ではありません
桐箪笥の更生・削りなおしについては
http://www.aitoku.co.jp/kousei/
を 参照してください。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , 修理・更生・削り」直しの質問 | 投稿者:Tansu
たんすの数えかたについて?
たんすの数えかたには 棹を用いるといわれています。
これは たんすは 過去において 棒を通して担いで運んだことによる
更にたんすは 箪笥と表記する前には 担子と表記し
一人で担いで移動する荷物 荷物を入れる道具 箱をさしたと
いわれています。
そこから 棹と呼ばれるようになったともいわれています。
近年においても 桐たんすには側面に 棒通し と呼ぶ
金具を付け 重ねのずれどめとしていました。
この金具は 引き出すと 実際に棒を通すことができ
棒を通して 運んだ時のなごり といえます。
箪笥の数え方については
http://www.aitoku.co.jp/media/tokudane.html
を 参照してください。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすは 燃えにくいは 本当ですか?
実際に 火事に遭遇した桐箪笥の修理も 数年に一度はあるものです。
表面は焦げても 中身が守られた事例も多いです。
桐たんすは すべて天然の木ですし 表面塗装もすべて 天然素材です。
それだけでも 他のオイル系や 石油系塗料の物より
燃えにくいです。
さらに 桐の板でできているのですから
桐の木自体が 水にいち早く反応しますので いっそう燃えにくいといえます。
火事の事例のページ
http://www.aitoku.co.jp/kousei/kaji.html
を 参照してください。
火事の事例のページも参照してください
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , 桐についての質問 , 修理・更生・削り」直しの質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすは、環境にやさしいことになりますか?
環境にやさしい というのは一言で説明するのは 難しいのですが
桐たんすは
・長持ちする。(削り直しもできます)
・天然素材である。(もちろん石油系の塗料なども使われていない)
・植林した木を用いて、自然林を伐採しているのではない。
といったところが そもそも 桐たんす自体の 環境にやさしい点でしょうか。
桐は 収納のためにはもっとも適した木で
木には 木の特性があります。
桧は 建築用材としては一番ですが 中にものを収納するのには適しません。
逆に 桐は 建築用構造材にはむきません。
適材適所に 木材を使う
木に囲まれた生活が 人間にとって 自然であることは
最近 いろいろなところで 取り上げられるようになってきました。
桐の特長・特性については
http://www.aitoku.co.jp/tokuchou_tokusei/index.html
を 参照してください。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , 桐についての質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすの削り直しは どれぐらいかかりますか?
桐たんすの削り直し 更生は まず 費用ですが
大きさによって 異なります。 東京で昔 一般的だった 94センチ程度の巾
160センチぐらいの高さのもので 147,000円になります。
(140,000円 消費税7,000円)
東京 およびその近郊以外の方ですと もうすこしいただくようになります。
大きさが大きくなれば もうすこしお高く
小さくなれば もうすこしお安くなります。 実際に お伺いしても 価格が
大きく異なることはありません。御値段的には 東京の桐たんす組合として
ほぼ この程度の価格で統一されています。
期間としては 季節的に 変動がありますが 通常 2ヶ月程度とお話しています。
非常にきれいになります。 店頭には 常に いくつかのお届け前の
御箪笥がありますので 具体的にご説明をいたします。
桐たんす 更生・削り直しについては
http://www.aitoku.co.jp/kousei/index.html
にて 詳しくご説明 申しあげます。
カテゴリ: ご質問とお答え , 修理・更生・削り」直しの質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすの値段の違いは?
一番多い質問です。
たんすの値段は まず大きさ 大きくなれば高く
小さければ 基本的に安くなります。
次に 材料 職人 構造によって 値段が違ってきます。
桐は 会津桐を頂点として それ以外の地域の桐
さらに 外国の桐 外国でも 北米 南米 中国
またさらに 世の中では 本来桐と呼べない木まで 桐といって販売している業者まで
あります。
職人は 修業を積んだ職人が 手作りをするわけですから どうしても
値段のちがいが出ます。職人 構造 材料は 互いに関連した関係がありますから
比例的に たんすの製品は変わってきます。
このご質問には
桐たんす選びのポイントのページ
http://www.aitoku.co.jp/tansu/erabu-point.html
も ごらんにたければと思います。
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