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桐たんすの質問
お店に行けば並んでるんですか?
相徳は 桐たんすの専門店です。
桐たんすの専門店の名に恥じぬよう 常時 数十の総桐たんすがあります。
お客様のご希望により いろいろな形デザインも製作しています。
また 価格的な巾もありますし 金具などの種類も豊富です。
時々ご来店いただいても いつも違う形をごらんいただけると思います。
ご来店をお待ちしています。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , ご来店前のご質問 , 相徳に関するご質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすってどこからが桐たんす?
桐たんす屋として めちゃくちゃ困った質問ですが、
時々ある質問です。 業者からの質問の場合も多い。
たいがいの場合は 桐たんすとして販売するには問題があるような商品を販売して
消費者から 桐たんすじゃないじゃないの と指摘を受けて
現場の担当者がなんと答えていいかわからない。
で 一般的な基準はどうなっているんでしょうね? と 聞いてくる。
それを 桐たんすの専門店に聞いてくるというのも度胸のいいことだけれども
いろいろと話を聞いて お答えするのは
すくなくとも 構造材が桐以外の物を使って製造しているもの
箱としての 構造を形成しているものが 桐でなければ
それはお客さんは 桐たんすではない というのも もっともでは と お話します。
総桐のたんすでもデザインとして 意匠として 桑を部分使用したりする場合がありますが
それはそのことによって付加価値が発生するようなもの
構造材ではありません。
桐以外の材料じゃないか というのにはあたりません。
少なくとも 表面 横 背中 構造を支える板 それらが桐でなければ
今日販売しているものでは 桐たんすとは いわない 呼べないと考えます。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 | 投稿者:Tansu
桐たんす どういう形を選んだらいいのでしょう?
御たんすを お考えの時に 手作りの物ですから
お客様のご要望で いろいろなおかたちを製作することが出来ます。
その時に 実際にどういう形がいいのだろうは
どなたにとっても難しい問題です。
使い勝手からお考えの場合もありますし 置く場所からの制約もあると思います。
出し入れしやすい収納については
http://www.aitoku.co.jp/tansu/jirei-keijiban.html
を 参照してください。
桐たんす選びのポイントについては
http://www.aitoku.co.jp/tansu/erabu-point.html
を 参照してください。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , ご来店前のご質問 | 投稿者:Tansu
きものの収納って どうすれば?
あの まず しまっておくうえで重要なのは
サイズ と 湿気 これをまずおさえます
サイズは 着物に無理が行っていないか
無理に押し込んだり 折じわができたりしないか
ということ 無理な姿勢で長くいることは人間でもできませんから
人ができないことは 着物もできません
湿気は 変色 退色 かび 虫害 等のもとになります
湿気は じつは 家々によって大きく環境がことなり
ダンボールに入れといても大丈夫 という家もあれば
めちゃくちゃになってしまう家もあります。
そのあたりは まず 落ち着いて考える 周りを見まわす必要があります
家の中を見回して かびが出ているところがある
結露する という家の場合は かなり注意が必要です。
まず 置き場所ですが 一般に クローゼットは
他の部屋に対して 温度の変化が少ない分だけ
湿度変化が激しく クローゼット内で 結露する事があります
湿度計付きの温度計 又は 湿度計は 今はたいした金額ではありませんから
一度 確認しておいた方がいいかもしれません
70%を超える状態の場合は 黒麹黴が生える可能性があります。
この場合は とりあえず 防湿剤の使用をお勧めします
変色 退色 虫害 かび と それぞれの原因には すべて おおきく
湿度が関係しており 湿気を 抑えることができるのであれば
その問題の多くは解決します
防虫剤は どのような物に収納されるのであれ
まったく必要としないというわけにはいきません
脱酸素剤で 酸素を抜くか 窒素を充填する
とかの処理以外は 虫を殺す力は 収納の素材にはありません
生きた状態ではいると 殺せませんので
防虫剤は ある程度は必要でしょう
しかし 密閉度と 低湿度であれば 増えませんので
条件をきちんとしておけば それほどは必要としません
防虫剤が どれが という話題は ここでは触れませんが
どれにするかを決めることが重要です
変色については しみという問題もあって
酸化という問題もあります
退色については 今話題の
ホルムアルデヒトによる化学変化という問題もあります
ベニヤ板に囲まれたような収納環境では
衣類にとって言い訳がありません。
私は 桐たんす屋ですから だから桐たんすがいいんだ
という話になってしまうのですが
ここではとりあえず 桐たんすといってもそんなに高い物ではない
ということだけ言っときます
収納の目安については
http://www.aitoku.co.jp/tansu/meyasu.html
を 参照してください。
出し入れしやすい収納については
http://www.aitoku.co.jp/tansu/jirei-keijiban.html
を 参照してください。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , ご来店前のご質問 | 投稿者:Tansu
通販の桐タンスとの違いは
2001年の7月25日発売 暮しの手帖93 で
商品テスト 通販の桐のタンス 普通の桐タンスとどこが違うか
に かなり詳しく説明が加えられています。
実際にはかなり物として違いがあります。
ただ 価格もご存知のように異なります。用途を良く見極められたうえで
品物を確認のうえでお買い求めになられることをおすすめします。
通販の桐タンスに 一般に販売されている総桐タンスの品質をイメージして
安いからということでお買い上げになられると 届いた品物とイメージの違いがある場合が多いと思います。
通販の桐タンスを 悪く表現するのは
やはり問題がありますので そのあたりは よく考えていただければと思います。
通販の品物にも 確かにいろいろなものがあり
品質グレードも様々ですから すべてをひとまとめにするのは いかがなものかと思いますが
一方で これを桐たんすと呼ぶのはいかがなものかという品物や
これを職人の手作りというのは・・・ という品物も多く出回っているのも事実です。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 | 投稿者:Tansu
桐箪笥について お宅で買ったものでなくても質問してもいいですか?
一番の基本的なご質問なわけですが まったくかまいませんので
どんどんどうぞ。実際 各地の家具組合や消費者センターさんなどからのお問合せや ご紹介での質問もをお受けしています。
ただ 私どもの御箪笥以外に関しては 一般論としてのお答えにならざるをえません。
また ご質問の内容について 多少不明な点があることもあります。
桐たんすの業界として恥ずかしいことではありますが どうも 桐たんすと呼ぶには問題があるような ”箪笥”を桐箪笥として販売されている場合があるということが感じられます。
逆に 非常にお値段を高く販売している御箪笥という場合もあり
お答えとして非常にお答えしにくいという局面がありますので そのあたりのところをご配慮いただければとぞんじます。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすの防水処理って 昔と違ってきているのですか?
今の桐たんすは 昔に比べて 防水・撥水処理は格段に進歩しています。
これは しかしながら どこのたんす屋でもそうだとは限らないのが現状です。
防水処理の実験は
水滴をいかに玉状の状態に保持するかという角度の問題に移行しています。
いかに 表面がはじいているかということです。
ですから ぬれたことにすぐに気がつきさえすれば
染みになるというものでもありません。
一方で たんすの最大の特性は
たんす表面が湿気(水分)を吸収するということですから
この両者には 相反する部分があります。
この両者をいかに折り合いをつけるかが大きなポイントです。
現状 業界的にかなり進歩してきていて
相徳はその中でも先端を行っているのですが
地方へ行けば
未だに本当に昔ながらのやり方でやっているところがあるのも事実で
さらに
そのやり方よりも優れていますというのを売りにしている業者がいたりもします。
水滴の分子は比較的に大きく 湿気の分子は 小さいことがわかっています。
この両者の大きさの間で撥水処理を行えば 撥水処理が出来ることになります。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , お手入れ・メンテナンスのご質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすのお手入れは?
私ども 相徳でお買い求めいただきましたおたんすには
お取り扱いの御説明を 添付していますので
まずはそちらを御参照ください。
御不明の点は なんなりと御連絡ください。
私どもではないおたんすについては
およそで結構ですので どちらでいつ頃お求めになったおたんすかを
お知らせいただければと存じます。
一般論として 表記しておきたいところなのですが
インターネットの性格として 日本中ですので
一般論から 外れるたんすも販売されているようです。
個別に お返事を差し上げますので
御連絡をよろしくお願い申し上げます。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , お手入れ・メンテナンスのご質問 | 投稿者:Tansu
桐たんすの開き部分を“洋”と 呼ぶのですか?
桐たんすに関しては 開き部分を洋と表現します。
桐たんすの形を表現するのは 一般にみたまま そのままで
引き出しが下の方に3はいであれば 下3といい
上が大きく開きになっていれば 大洋(おおよう)といいます。
ですから 下3大洋といえば したさんおおよう と読み
下引き出し3はい 上が開きのことをいいます。
洋という漢字には そもそも 大きく開かれている様という意味があり
太平洋や 大西洋も その意味で 開きもまさにその意味といえます。
さらに 開きの中の お盆は 明治時代に 東京の桐たんすの業者が
中に洋服を入れるために開発したといわれ そのために
開き部分を洋というともいわれています。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 | 投稿者:Tansu
うちの桐たんすは 削り直した方がいい物でしょうか?
よくいただく質問です。
桐たんすだと思うのだけど お金かけて直す価値があるものだろうか。
どれほどのものなのだろうか。 というところです。
桐たんすを 削り直すかどうかの判断については
まず 品物が どの程度の物かを見極めるということですが
それ以外にも だれがどういう経緯で買った物かを
確認しておくことも大事です。
実際に買った人が元気であるならば
御婚礼に際して気合いを入れて買ったとか
とりあえず 間に合わせでとか
誰がかってくれたものとか
そのあたりの思い入れの部分も確認しておくこと
も必要です
さて 品物自体を判断するにあたっては
まず 周りをじっくりと観察して下さい。
素人目にもいい物はいいですし そおでもないものはそうでもない。
で どちらで買った物かも聞いておいていただけると助かります。
相徳でお買い求めということであれば たいへんにけっこうですが
それ以外でも どこのたんす屋ということで 一定のグレードが
期待できるという たんす屋があります。
例えば 鷲塚 加賀安 とか 京都の宮崎さんとか
で あれば その段階で あとはあまり確認しなくても大丈夫
どこで買ったかわからない とか 特定の何件か以外のたんす屋の場合
これが 地方であると かなりじっくりと確認しなければなりませんが
基本的に関東地方のたんすを前提として考えます
問題としているのは たんすのグレードがどの程度か
と こんなに傷んでいて直るのか の 判断だと思います
たんすのグレードがどの程度の物であれ かかる費用的な物は大差が無く
グレードが低いものの方が 構造的にしっかりしていないわけですから
かえって手がかるという可能性が高く
これについては ご説明します。
傷みがひどいについては かなり傷んでいても
それほど問題はありません
部分的に不足していても 製作する事が可能です
たんすを見極めるうえでのグレードの判断ですが
これには 昭和14年に奢侈品の統制令に基づく
桐箪笥組合の 自粛価格表というのを参考に考えてもらうと説明
しやすいのですが これはまだ うちのhpにものせていないので
もうしわけありませんが この時の価格表は
業界としてのコンセンサスにもとずいて価格表を作り上げたのであり
また 非常にわかりやすく しろうとにも 判断がつくようになっています。
というわけで 14年以前の物についても
同様に判断をする事が可能です。
さて まず 総桐か そうではないのかの判断をします
総桐でないという場合 桐以外の部分に使われている材料は
ほとんどが杉であり これをどこの部分に用いるかで
分類されます。総桐 四方桐 三方桐 等と呼び
四方は 4方向の意味 三方は 3方向の意味で
前面 両側面で 三方 それに 後ろ側で 四方となります
四方が総桐でないのは 抽斗の底板などが 杉という事になります
桐と杉との見分けですが 桐は 白に近い乳白色にピンクがかる
が古くなるにしたがって 茶がかるという色ですけれども
杉は もっと赤みの強い木です。
杉は 昔の文明堂のカステラの箱 というとわかりやすいのではと思います
カステラ入れる箱ですから まあ そのぐらいの箱のグレードといえます。
ひきだしを 完全に抜ききって その抽斗を取り去った後をのぞく
抽斗を ぐるっと見回す で 材料が みんな同じ木でできている
これが 総桐の大原則
総桐であれば 直していいと思います
三方であれば やめた方が 四方であれば 判断が難しい
というところでしょうか。
さらにその中のグレードは という点については
今回は 説明を長くもなりますので 見送ります
が これは 大正時代から 昭和30年台半ばぐらいまでのたんすについて
有効であって それ以後の物については 有効ではありません
桐箪笥の更生・削りなおしについては
http://www.aitoku.co.jp/kousei/
を 参照してください。
カテゴリ: ご質問とお答え , 桐たんすの質問 , 修理・更生・削り」直しの質問 | 投稿者:Tansu
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