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桐について・・桐の風景
2007年10月21日
桐たんすの道具 うづくり
画像は うづくり
桐たんすの表面をこすって 木目を研ぎだすために使います。
硬いところが残って 柔らかいところが 削れる
これで 目が研ぎだされます。
桐たんすの仕上げには きわめて重要な道具です。
材質は 刈萱を たばねたもの
刈萱は 輸入されたもの場合 薬剤でくんじょう処理をされるらしく
折れやすくなってしまうために 国産に限ります。
だんだん減ってきて 短くなります。
真ん中の結び目を解いて 引っ張ると まいてあるのがだんだん内側に入っていきます。
伝統の桐たんすは 伝統の道具に支えられています。
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2007年10月14日
桐たんす 木釘 ウツギ
桐箪笥に使う木釘。 ウツギ です。
伝統工芸に関するものは その周辺部分から だんだん衰弱してくるもので
桐たんすにおいても このウツギ は なかなかたいへんな状況になっています。
そもそも このウツギも手加工。 専門の業者がいます。
桐箪笥に木釘を使うとなぜいいのかといえば
一緒に収縮すること 表面を 一緒に削ることができるなどがあげられます。
木釘の中でも ウツギが適しているのですが
近年は 外国材も 取り入れられるようになってきています。
外国材が 一口に悪いとも言い切れず 一長一短のところもあります。
また 桐たんすの業者によっては というか
地方によっては 伝統的に 伝統的に他の木を使うところがあります。
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2007年10月13日
桐のある風景 5
画像は 会津 虚空蔵尊 本堂裏手にある 桐の木の慰霊碑
昔から 桐たんすや 桐下駄のために桐を植えて育て
それで生計を立てていた 会津ならではの慰霊碑です。
私もここへ行くたびに 手を合わせてきます。
そして 下の画像は 本堂からの眺め
うららかな日差しの中で 桐はすくすくと育ちますが
冬ともなれば しっかり雪の降るところですし
うららかな日の中で育つだけでは しっかりした木にはなりません。
丹精をこめて 育てなくてはいけません。
暖かい日差しも浴びなければいけません
自然の厳しさも 知らなければなりません。
そして立派な桐たんすになります。
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2007年10月10日
桐のある風景 4
桐たんすの 桐の産地は 会津の山間。
とても静かに時間が流れていきます。
川面には 川霧がかかっています。
桐は じっくりと育って 桐箪笥になります
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2007年10月 8日
桐のある風景 3
画像は いずれも 会津での実際の桐の木とともにの記念撮影。
一般に 東京の人がイメージしている木よりもずっと大きいものです。
枝打ちをして ある程度までのところまで枝が出ていないというのもポイントで
うちの庭の桐の木で 桐たんすできないかしらというのとは だいぶ違います。
また 近年では 一部の家具屋さんや デパートなどで
もう 国産の桐なんかほとんどないんだから
まして会津桐なんかで 桐たんすできませんよと説明するところがありますが
けっしてそんなことはありません。
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2007年10月 6日
桐のある風景 2
桐の原木は しばらく 原木のまま 転がしておくことになります。
桐たんすにするためには ある程度の大きさの木が必要です。
実際に使うことになる量は 原木の状態から見ると
かなり少なくなってしまいます。
ですので 逆に 原木は 相当に大きな木にならざるをえません。
桐や 桐のある風景を順次アップしていきます。
アップした画像の著作権は 相徳や 撮影者に存在しますので
無断使用はできません。
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2007年10月 5日
桐のある風景 1
桐や 桐のある風景を順次アップしていきます。
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2007年6月 5日
桐たんすを説明するのに 5
桐は 英語だと Paulownia といいます。
相徳 品川に店舗があるので 外国のお客様も多いのですが
Paulownia と お話しても まず通じません。
アメリカでは それほど一般的な木ではないということがわかります。
桐を 材としてあまり使わない ということによりますね。
この Paulownia という名前は
シーボルトが後援していたロシア皇帝 パウロ1世の娘
オランダ王妃 Anna Paulowna にちなんで 名づけたとされています。
花が重視されていたということがわかります。
と 同時に まぁ 元は日本のものだよなぁ ということですね。
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桐たんすを説明するのに 4
正倉院御物から 桐がは前回書いたのですが
遺跡からの出土 というさらに昔の話になると
縄文期の 三内丸山遺跡からも出土しているのだそうです。
このあたりの話になると 私たちからすると
そうですかぁ と 聞くばかりの話ですが
縄文期に 遺跡からは 東日本を中心に出土例があるそうですから
このころから 比較的身近に歩きであったということが言えるのだと思います。
下駄として出土したのは
江戸時代の武家屋敷あとの発掘からはかなり出るそうですが
一乗谷朝倉氏遺跡からは 下駄が出てきているそうで
この時代には 下駄が使われていたということになります。
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桐たんすを説明するのに 3
桐は 古来中国では 鳳凰の宿る木なんですよ ということが
五三の桐が いい家紋だといわれるゆえんにもなっています。
昔から なじみのある木。 高貴な木であるわけですね。
時代劇 NHKの歴史物で この五三の桐が出てくるといえば
豊臣秀吉 ということになります。
話がずれると 水戸黄門は 葵のご紋 だし
忠臣蔵 浅野の紋は 違い鷹の羽 とか 基本的な素養として
知っていると便利な家紋です。
さて 昔から 桐は使用されているのですが
有名なところでは 正倉院からでてきた桐。
これは楽器です。 竪琴といった感じでしょうか。
琴は現在でも桐でできているわけで その原型とも言えますが
形をとどめてでてきたわけではありません。
復元するための図面を拝見したことがありますが
これはちょいと力学的に無理がある。
復元に手を貸すことはやぶさかではないが
そのままの形を維持できるかとなると疑問 というものでした。
しかし 当時から 音響的に優れた材だとの認識はあったのではないでしょうか
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